組み立て途中。
前柱2本には
「麟・鳳・亀・龍(りんぽうきりゅう)」の蒔絵が描かれています。
「麟鳳亀龍」とは?
古来より中国では、龍、鳳凰、麒麟、亀を四大瑞獣=四瑞(しずい)と呼び、四神(四大聖獣)、四霊とも呼ばれます。瑞獣の「瑞」の字は中国では「吉祥」、「めでたい」という意味を表し、瑞獣は吉祥獣と呼ばれることもあります。
瑞獣(ずいじゅう)は、古代中国でこの世の動物達の長だと考えられた特別な4つの霊獣に代表される、瑞兆として姿を現すとされる何らかの特異な特徴を持つ動物を」指し、この世には魚のように鱗を持つ「鱗虫」、鳥のように羽を持つ「羽虫」、獣類のように毛をもつ「毛虫」、甲殻類のように固い殻や甲羅をもつ「甲虫」がそれぞれ360種類いるとされましたが、これらそれぞれの軍団の長が、応龍、鳳凰、麒麟、霊亀の瑞獣とされています。
麒麟(きりん)は信義を表し、鳳凰(ほうおう)は平安を表し、霊亀(れいき)は吉凶を予知し、応龍(おうりゅう)は変幻を表すと言われています。